来年に迫った愛媛国体と全国障害者スポーツ大会に関する話題を県内の高校生記者が取材し、報道する「国体新聞」づくりが23日、松山市で始まった。
 若い世代に国体やスポーツへの関心を高め、地元への愛着を深めてもらおうと、愛媛新聞社が企画し、県内21校から120人が参加。1~2月に新聞社の講師から取材方法や記事の書き方などの講習を受け、各校で取材の準備を進めている。
 この日は松山市内の21人が同市大手町1丁目の同社に集まり、松山市国体総務課の担当者に取材し、情報収集を行った。
 高校生記者は担当者に「松山市はどんなおもてなしを考えているのか」「競技人口の少ないスポーツのPRは」などと積極的に質問。写真撮影担当の生徒も状況に応じて会場内を動き回り、工夫して撮影に取り組んだ。
 取材に挑戦した松山南高の新聞部員は「回答を聞いてさらに膨らませて質問することが難しかった。みんなと協力しながら責任を持っていいものを発信していきたい」と話した。
 高校生記者が取材した内容は4月から本紙の「スポーツえひめ」コーナー(毎週水、土曜付)に随時掲載するほか、愛媛新聞ホームページに開設する専用ページで発信する。