「原爆ノー」叫び伝える 松山で国連要請団出発式
27日から米国で始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせ、現地でアピール行進などをする「核廃絶を求める国連要請団」の出発式が18日、愛媛県松山市朝生田町3丁目のコープえひめであり、参加者が決意を語った。
上部団体の呼び掛けで、県内からは県原爆被害者の会や原水爆禁止愛媛協議会など4団体の15人が参加し、最長で24日~5月2日、アピール行進やパネル展示、被爆者の体験談の発表などで核兵器廃絶を訴える。再検討会議にはNPTの交渉開始を求める県内約4万7000人分の署名を提出する。
出発式で、県生活協同組合連合会の大川耕三会長理事は「会議が成功に終わるよう働き掛けるのが役割。原爆の恐ろしさを訴えてほしい」と激励した。