戦国時代に滝に身を投げた悲運の姫を供養する「るり姫まつり」が23日、愛媛県大洲市白滝の白滝公園であり、きらびやかな衣装の稚児が真っ白い水流に導かれるように山を登り、雌滝の上の観音像前で手を合わせた。
 瑠璃は現大洲市の米津城主の妻。長宗我部氏の侵攻を受け、吹き矢を用い頑強に抵抗したが力尽き、世継ぎと一緒に白滝の滝つぼへ身を投げたと伝わる。
 この日は地元の児童生徒30人が稚児行列と花みこしで練り。近くの西滝寺で法要を行った後、雌滝の上にある「るり姫親子観音像」まで進んだ。