市民に接する機会の多い事業者が、業務中に見聞きした犯罪などが疑われる情報を警察や自治体と共有し、高齢者を狙った特殊詐欺などの被害や事故を未然に防ぐ「松山市ふるさと観(み)守り隊」ネットワークに8日、市内の3社・団体が新規加盟した。
 観守り隊は、情報を共有し関係機関の迅速な対応につなげようと愛媛銀行が提案し、昨年、自ら加盟第1号になった。同行の推薦でセキュリティエヒメと大一ガス、コープえひめが新たに加わった。
 同行によると、活動を開始した2013年8月8日以降、顧客が振り込め詐欺被害に遭いかけていることを窓口や渉外担当者が察知し、警察に通報して被害を未然に防ぐなど9件の成果があった。