まつやま農林水産物ブランドの高級中晩かん「せとか」の魅力を伝え、首都圏での販路拡大につなげようと愛媛県松山市の野志克仁市長らが9日朝、青果・花き部門で全国一の取り扱い規模を誇る東京都中央卸売市場大田市場で試食PRを行い、市場関係者約200人に濃厚でみずみずしい旬の味を売り込んだ。
青果棟で18回目のトップセールスに臨んだ野志市長は、せとか生産量で愛媛が全国の75%、松山がうち4割を占めるとし「日本一の産地」だと強調。かんきつ農家が鋭く長いとげで傷だらけになりながら、厳格な温度管理や枝釣り、実の日焼けを防ぐ袋掛けをしていることなど、生産現場の「苦労と工夫」をパネルで紹介した。