自慢の給食 全幼稚園と小中で南予食材メニュー・愛南 キジ肉やタイ 郷土料理に舌鼓
愛媛県の南予地方の食材を使った郷土料理を味わえる学校給食が24日、愛南町内全ての小中学校と幼稚園で提供された。子どもたちは、普段とはひと味違ったメニューをおいしそうに口に運んだ。
学校給食を通して地産地消を進め、地域の食文化を未来につなごうと、県が2016年度から宇和島市と愛南、鬼北、松野の3町と連携して取り組むモデル事業の一環。16年9月から、子どもらが食べる機会の減っている郷土料理や、今まで給食で使われていなかった地域の食材によるメニューを毎月1回以上、4市町の給食に取り入れている。
24日は計約1700食を用意。マダイのあらでだしを取ったみそ汁や、鬼北町産のキジ肉のまぜご飯など4品が出された。愛南町城辺甲の城辺小学校では、児童らが、タイのかま塩焼きの身をきれいに食べながら、胸びれ付近にあるタイの形に似た縁起物の骨「タイのタイ」探しを楽しんだ。