愛媛県松山市出身のハープ奏者古佐小基史さん(45)=米カリフォルニア州在住=の演奏会がこのほど、松山市猿河原の立岩小学校であり、全校児童20人と保護者らが優しい音色に酔いしれた。
 古佐小さんは愛光高から東京大医学部に進み、病院勤務を経て渡米、日米でハープ奏者として活躍している。帰国時は松山国際交流協会主催で、市内の子どもたちにハープの魅力を伝える活動を行っている。
 古佐小さんは家族が待つ家に帰りほっとする気持ちをイメージして作った曲などを披露。ハープ奏者になるまでの自身の経験にも触れ「将来何をするかよりどんな人になりたいかが大切」と語り掛けた。ピアノとハープの伴奏に合わせた合唱もあり、児童は音楽の楽しさを感じていた。