サッカー元日本代表監督でFC今治オーナーの岡田武史氏らが発案したワークショップ型イベント「バリチャレンジユニバーシティ2016」が26日、愛媛県今治市片原町1丁目のみなと交流センター「はーばりー」を拠点に開幕した。県内外の高校・大学生ら約100人が28日まで2泊3日で地域活性化につながる複合型スタジアム構想を練る。
 イベントは5カ年計画で構想の事業化が目標。参加者は15チームに分かれ、FC今治の活動をサポートする有識者らの意見を参考にビジョンを描き、最終日に同市旭町2丁目の今治地域地場産業振興センターで発表する。27日は、岡田氏や青野慶久サイボウズ社長(同市出身)らが登壇し、市民も聴講できるパネルディスカッションを行う。
 26日は入学式があり、学長を務める岡田氏が「半日過ごせるサッカースタジアムなら、遠方からでも人は来る。あっと驚く若者の斬新なアイデアや価値観を期待している」とあいさつした。