松山市堀之内の愛媛県美術館で7日、9月19日まで開催中の特別展「ブータン~しあわせに生きるためのヒント」に合わせた中学生英語暗唱コンテストがあった。松山市と大洲市の25人がブータンを題材にした英文をそらんじ、発音や表現力を競った。
 暗唱の課題は、1964年にブータンに渡り、コメの品種改良や野菜の栽培指導で同国の農業発展を支えた故西岡京治さん(1933~92年)の紹介文。両市など県内4市町の中学3年生が2学期の英語の授業で学ぶ予定という。
 参加者は、身ぶり手ぶりを加えて表情豊かに暗唱。金賞に輝いた松山市小野中3年岩井綾菜さん(15)は「現地の人と協力して町を発展させた西岡さんはすごい。聞き手に伝わりやすい発音や速さなど、練習の成果が出せた」と喜んだ。