日本とブータンの外交関係樹立30周年を記念した特別展「ブータン~しあわせに生きるためのヒント」の開展式が29日、愛媛県松山市堀之内の県美術館であり、招待客らが一足早く「幸せの国」ブータンの魅力に触れた。一般公開は30日から9月19日まで。
 愛媛新聞社などでつくる実行委員会主催。ブータン王国国立博物館などの特別協力で、同国の生活様式や仏教信仰のあつさを伝える日本初公開の文化資料約130点を展示している。
 式では、ブータン出身で県内在住のレキ・デマさん(32)が「ふるさとを紹介してもらえることは本当にうれしい。ブータンでも簡単には見ることのできない品も並んでいる。展示を通じてブータンへの想像を広げてほしい」とあいさつ。関係者がテープカットし、開展を祝った。