宇宙航空研究開発機構(JAXA)の専門家による「宇宙一日出前教室」が20日、愛媛県松山市衣山5丁目の愛光中学校であり、3年生約190人がロケット開発や宇宙研究の未来について耳を傾けた。
 2017年6月に四国で初めて開催される「宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)」を前に、次世代を担う子どもたちに宇宙への夢や希望を持ってもらおうと、ISTS地元事業実行委員会が企画。希望のあった県内74の小中高で順次開催している。
 講師を務めたイプシロンロケットプロジェクトチーム研究開発員の岡田修平さんは、日本で開発しているロケットの種類や打ち上げの仕組みなどについて自身の仕事を通して解説。「月面で星空を見たい」という夢を原動力に、より性能が高く、より簡単に打ち上げられるロケットの開発を目指しているとし、「大きな夢をかなえるためには、一歩ずつ目の前の仕事を全力でやっていくことが大切」と力を込めた。