四国高校選手権、県内唯一出場 聖カタリナ水球部
4月に創部した聖カタリナ学園の水球部が愛媛県代表として、17日に香川県で行われる四国高校選手権に出場する。県勢としては12年ぶりの出場で、安田健太朗主将は「人数の少なさを全員でカバーして、インターハイの切符をつかみたい」と意気込んでいる。
愛媛国体を見据え、2011年に創設された愛媛水球クラブに所属するメンバー7人がそろって同校に進学。「水球を始めた時からインターハイ出場は一つの夢」と県内に水球部を復活させた。
部員は1年生のみで高校から始めた1人を含む8人。試合は1チーム7人でするため、ぎりぎりの人数だ。
同校にはプールが無く、松山市のアクアパレットなどで週3回練習するほか、筋力トレーニングや自主練習で泳力に磨きをかけている。練習環境は厳しいものの、選手が真剣に取り組む姿勢に、冨永祐貴監督は「長く続く部活にしていきたい」と力を込める。
選手は所属するクラブでも主力として活躍。3月には四国予選を勝ち抜き、全日本ジュニア(17歳以下)選手権とJOCジュニアオリンピックカップ春季大会に出場するなど、全国大会を経験している。
四国高校選手権では香川の高松南と対戦し、勝てばインターハイ出場が決まる。