愛媛県が23日発表した松山空港の2015年度利用者数は、前年度比1.3%増の284万1109人となり、2年連続で過去最高を更新した。格安航空会社(LCC)2社の利用増加が主因。
 国内線全体は前年より約3万4千人増えて、279万9319人。14年2月に就航したピーチ・アビエーションの関西線は、15年3~10月などに1往復増便した効果で26.4%増の16万8202人。13年6月就航のジェットスター・ジャパンの成田線は26万2777人(4.3%増)で、ともに全体の利用者数を押し上げた。
 県交通対策課は「LCCはサービスや予約の仕組みが通常の国内線と異なるが、就航から時間がたち、定着化が進んだと考えられる」と分析している。