東日本大震災の津波で被災した三陸海岸のワカメ漁業を支えようと全国を行脚している千葉県の男性が14日、愛媛県今治市内のスーパーで三陸ワカメを試食販売し、来店客に復興支援をPRした。
 千葉県船橋市の海藻加工卸業「リアス」の専務、坂詰和仁さん(47)で、これまで約30都府県のデパートやスーパーをキャンピングカーで巡り三陸ワカメを販売している。愛媛は初めて。
 産地の一助になればと、宮城県石巻市の生産者から相場によらない一定価格でワカメを仕入れている。14日は今治市波止浜の波止浜スーパーハッピープラザ店で、カツオのたたきと一緒にワカメを振る舞った。客は肉厚のワカメに舌鼓を打ち、ワカメ入りギョーザなどと合わせて次々に買い求めていた。