第1回「日本サービス大賞」(サービス産業生産性協議会主催)の表彰式が13日、東京・丸の内のホテルであり、医療法人ゆうの森(愛媛県松山市、永井康徳理事長)が過疎地で持続可能な医療を展開しているとして地方創生大臣賞を受けた。
 優れたサービスを顕彰し、欧米と比べ生産性が低いとされるサービス産業を活性化しようと2015年度に賞を創設。全国から853件の応募があった。
 ゆうの森は西予市明浜町俵津の診療所を市から引き継ぎ、12年から「たんぽぽ俵津診療所」を運営。松山の医師が交代で常駐し、24時間対応の在宅医療などを提供している。周辺に介護施設や薬局が進出し「へき地医療の優れたモデル」と評価された。永井理事長は授賞式後に「最期まで安心して暮らせる地域創出を目指したい」と語った。