瀬戸内海から世界へ―。28日から9日間、スリランカで開かれるセーリングのオプチミスト級(15歳以下)アジア&オセアニア選手権に、済美平成中教校2年の大槻多恵美(13)が15歳以下の日本代表として出場する。初めての国際大会に「スタートから積極的なレースをしたい」と意気込んでいる。
 セーリングは操作技術だけでなく、風や潮の流れを読む力が問われる。会場の海域によって自然条件が大きく異なるため、松山市の堀江海岸でチームメートと毎週行う練習に加え、月に1度は県外の大会に出場してレース経験を積んできた。
 愛媛国体出場を目指す大槻は、同選手権を区切りにオプチミスト級を離れ、国体種目で2人乗りの420級の練習に専念することを決めている。集大成となるレースを「自分ができることをやりきり、満足のいく大会にしたい」と力を込めた。