愛媛県は9日、今季スノーボード男子ハーフパイプ(HP)でワールドカップ(W杯)種目別優勝を果たした青野令選手(25)=日体大4年、松山市出身=に、愛顔(えがお)のえひめ文化・スポーツ賞を贈った。
 同賞は国際大会で顕著な成績を収めた選手らを対象としている。
 青野選手は7季ぶり3度目の種目別優勝。中村時広知事から賞状とメダルを受け取ると「若手には負けたくなかった。W杯の札幌大会優勝などを実現でき、気持ちの良いシーズンだった」と振り返った。
 青野選手は2014年11月に脱臼癖のあった左肩を手術し14~15年シーズンは満足に練習もできなかったという。中村知事は「若手が台頭する中、見事な復活。ニュースを見てうれしくなった」とねぎらった。
 青野選手は、18年に開催する韓国の平昌五輪を見据えて練習していると話し、「次で五輪は最後。自分の満足のいく滑りをして優勝を狙う」と意気込んでいた。