カツオの水揚げ四国一を誇る愛媛県愛南町鯆越(いるかごえ)の深浦漁港で、初ガツオの水揚げが本格的に始まった。釣ったその日に水揚げする日帰りカツオなど鮮度抜群の「初夏の風物詩」が市場に並び、活気のある競りの声が響いた。
10日は、四国沖などでの漁を終えた町内や高知県の漁船4隻が相次ぎ入港し、1.5キロ前後のカツオ約13トンを水揚げ。高知県の八広丸は午後3時半ごろ、一本釣りしたばかりの約2.3トンを市場におろした。
一本釣りしたカツオを船上で血抜きするなどして、高い鮮度を保つ愛南漁協のブランド魚「びやびやかつお」11匹も10日、今年初めて町内の取り扱い4店舗に出荷した。