参入2社、静かな始動 電力小売り自由化開始
一般家庭も電気の購入先を自由に選べる電力小売り全面自由化が1日スタートした。大手電力だけでなく、ガスや通信など異業種からの新規参入事業者も選べるようになる。ただ、現時点で愛媛県内を販売エリアに料金プランを明らかにしている登録事業者は四国電力と携帯電話大手のKDDI(au)の2社のみ。選択肢は限られており、首都圏などに比べ静かな始動となった。
全国規模での電力融通を指揮する「電力広域的運営推進機関」(東京)によると、新規事業者への乗り換え申し込みは四国で約1600件(3月23日現在)。四電の契約数286万件に比べごくわずかな状況だ。
auの県内での料金単価は四電の標準的な従量電灯と同じ水準で、携帯電話とのセット割引を提供する。