42.195キロを歩き通す済美平成中等教育学校(愛媛県松山市空港通5丁目)のウオーキング行事が27日あり、3年生ら約400人が学校を起点に東温市まで往復する道のりを励まし合いながら歩いた。
 自分と向き合って精神力や体力を養ってもらおうと、同校が毎年3月に開き、10回目。3年担任の山本篤志教諭(31)は「3年生にとってはある意味卒業式の代わり。一歩一歩が長い道のりにつながることを感じてくれたらうれしい」と話した。
 午前6時に学校を出発した生徒らは、小雨のぱらつく寒さと闘いながら、ツクシや菜の花の揺れる重信川の土手を歩いた。歩くうちに晴れ間が現れ、先頭の生徒らは午後3時すぎにゴール。保護者の用意した温かいうどんやおにぎりを味わい、達成感をかみしめた。