ゴルフ指導の優れたアイデアや理論を顕彰する「2015ティーチングプロアワード」(日本プロゴルフ協会主催)で、愛媛県宇和島市出身のティーチングプロ松本哲也さん(44)=千葉県柏市=が最優秀賞に輝いた。グリーンの傾斜を読む力や距離感などを育むことでパッティングが上達すると提唱している。
 松本さんは2013年からゴルフ練習場「ガーデン藤ケ谷ゴルフレンジ」(柏市)で指導に当たってきた。
 A級、B級のティーチングプロ約3800人を対象としたアワードで、松本さんは「感育~感性を育てる上達術」を提唱。正しいパッティングフォームを格子状のボードなどで確認する独自の練習法を示したほか、同じ強さで打つには、芯で捉える▽握力▽振り幅▽テンポの感覚―が大切と強調。振り幅を色付き下敷き、テンポをメトロノームで覚える方法を提案した。
 「(レッスンを受講した)お客さんから上達の報告を受けるのがやりがい」と笑顔を見せ、受賞を機に愛媛でもレッスンイベントを催し「ゴルフの楽しさを広めたい」と意気込んでいる。