第19回松山城二之丸つばき名花展が14日、愛媛県松山市丸之内の二之丸史跡庭園多聞櫓(やぐら)で始まり、赤や白、黄色など色も大きさもさまざまな花が、来場者を迎えている。21日まで。
 県内外の64人でつくる伊予つばき協会(山口聡会長)が毎年開催。会員が丹精した80品種91鉢や一輪挿しの切り花30本が並んだ会場では、直径18~20センチの赤い花を咲かせる「石鎚」や、2~3センチの小さな赤い花の「伊予侘芯(わびしん)」など愛媛原産の8種類も見頃を迎えている。
 58品種の苗木600鉢の販売もあり、同会の田代善二理事(71)は「今年は暖冬の影響で石鎚の開花が早く、伊予侘芯と同時に楽しめる。愛媛原産のわびさびのきいたツバキを見てほしい」と来場を呼び掛けている。