愛媛県松山市由良町(興居島)の由良港で鉄製くいの腐食により臨港道路が沈下した問題で復旧に向けた工事が10日、本格化した。港を管理する県は10月までの完成を目指している。
 沈下した道路部分を撤去するため10日は路面を切断して重機でアスファルトをはがしていった。
 くいは9本とも変形していたが、県は健全な部分を再利用することも含め工法を検討している。総事業費は2億円を見込む。
 臨港道路の沈下により、由良港は車両やバイクが通行止めとなっている。
 県は「今後、早期に本体工事を発注し1日も早い復旧に向けて取り組んでいきたい」としている。
 県は1月、復旧事業費7000万円を専決処分し債務負担行為も設定する。