重要文化財の芝居小屋「内子座」(内子町内子)が21日に創建100年を迎えるのを記念し、日本郵便四国支社(愛媛県松山市)は15日、オリジナルフレーム切手を発売した。内子町平岡の版画家、山田きよさん(56)が内子座の各公演ごとに作成した鮮やかなポスターをデザインに選んだ。
 山田さんはかつて、内子座に各界のアーティストを呼ぶ町内の興行企画団体「内子座社中ふれだいこ」に所属。1988年から内子座の各公演ポスターをシルクスクリーン版画で制作するほか、内子をモチーフにした数々の作品を残している。
 切手になるのはポスターの10作品。催しの性格に合わせて内子座をあらゆる角度から描いている。1シートが82円切手10枚で1350円。計2000シートを県内全郵便局と四国の県外3中央局で販売する。