安保関連法の問題点、市民が学ぶ 西条
集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法の問題点などを学ぶ講演会「戦争法と憲法9条を考える」が11日、西条市神拝の市総合福祉センターであり、市民ら約70人が平和や現行の憲法9条を守る重要性を再認識した。
市内で安保関連法反対の街宣を2015年9月から毎月1回実施する「戦争法をなくす西条市民の会」が初めて企画。愛媛大法文学部の井口秀作教授(51)=憲法学=を講師に招いた。
井口教授はA国を武力攻撃するX国に対し、日本が反撃することが集団的自衛権と説明。「日本はX国から武力攻撃を受けてないのに武力を行使するわけだから、X国との関係からすると日本が先に攻撃を仕掛けることになる」と戦争につながる危険性を指摘した。