サミットに備え警備の訓練披露 県警視閲式
5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)や関係閣僚会合の警備支援に当たる県警の警察官の連携強化を目的とした警備部隊視閲式が27日、愛媛県松山市上野町の県立とべ動物園駐車場周辺であり、機動隊員ら264人が暴徒鎮圧や要人警護などの訓練を披露した。
サミットや会合には部隊員を派遣する方針で、伊藤昇一本部長が「日ごろの訓練の成果を発揮し、さらに錬度と対処能力の向上を図って派遣に備えてほしい」と訓示した。
テロなどを想定し、投石や火炎瓶を投げる暴徒化した集団を鎮圧する訓練や、銃を持って重要施設を攻撃するテロリストを銃器対策部隊が確保する訓練などを実施。機敏な動きで各自の役割をこなし、実際に火や火薬を使い、テロリスト役を迅速に取り押さえた。