新居浜で日本画企画展 あかがねミュージアム
愛媛県新居浜市所蔵の日本画を中心とした企画展「新居浜 昨日・今日・明日2」が同市坂井町2丁目のあかがねミュージアムで開かれており、市ゆかりの近代日本画家や出身作家の作品24点を紹介している。2月28日まで。
市美術館の収蔵品では、近代日本画を代表する作家の一人で、市と交流があった橋本明治氏(1904~91年)の作品を展示した。
日本画の革新運動「創造美術」の第1~3回展覧会に出品された「鏡と裸婦」「裸婦像」「髪をふく女」は、裸婦をモチーフにした洋画を思わせる作風。皇居正殿の障壁画「朝陽桜」の下絵素描も公開されている。
山野英嗣館長によると、橋本氏の支援者だった市内のコレクター(故人)の縁で市が収蔵。4点は存在が長く確認されていなかった幻の名画という。