愛媛の肥満傾向児、5歳男子が全国3位
文部科学省が22日に公表した2015年度の学校保健統計調査(速報)によると、愛媛の肥満傾向児の出現率(割合)は5~17歳の男女26区分のうち14区分で全国平均を上回った。
5歳男子(4.79%)は全国で3番目に割合が高く5歳女子(3.46%)は4年連続で増加し11年度の2.1倍になった。
調査は県内の幼稚園と小中高校683校から155校を抽出。抽出率は身長や体重など発育状態に関し8.4%、健康状態に関し44.3%だった。
県内で肥満傾向児の割合が最も高い区分は男子が12歳の10.67%(全国9.87%)、女子が17歳の10.15%(7.75%)。7歳男子は14年度との差が全26区分で最大の3.68ポイント増加する一方、7歳女子は最大の5.65ポイント減少していた。
全国順位が高いのは5歳男子のほか6歳女子7位、5歳女子10位。高校生は男子が全ての学年で全国を下回り、対照的に女子は全ての学年で上回った。
中学生は男女とも14年度と同率か下回った。