南海トラフ巨大地震に伴う大規模商業施設での火災発生に備え、愛媛県中予地区消防長会(芳野浩三会長)は18日、松前町筒井のエミフルMASAKIで訓練を行った。店舗関係者や地域住民、消防署員ら約600人が万一の際の対応を確認した。
 消防救急体制の強化や関係機関の連携を目的に実施。中予の消防本部・局や愛媛大医学部付属病院の災害派遣医療チーム(DMAT)、伊予署などが参加した。
 訓練は、地震で負傷者が発生し、3分後にフードコート付近から出火、買い物客がエスカレーター付近に殺到して倒れ、多数の買い物客が痛みを訴えていると想定した。