南海トラフ巨大地震などに備えた津波対策として護岸のかさ上げ工事が行われている愛媛県の伊方町三崎の三崎港で18日、近くの三崎小学校5、6年生約20人が工事現場を見学し、公共事業の必要性などを学んだ。
 漢字を分解すると「十一」と「十八」になることにちなんだ土木の日(11月18日)に合わせて県八幡浜土木事務所が催した。児童は3択クイズなどを通して、工事概要を学んだ。
 担当者が「津波に備えて1.1キロメートルの壁を造っている。全体で約10億円、ゲーム機が5万個買えるぐらいのお金がかかる」と話すと、子どもたちは驚きの表情。測量機をのぞいてみたり、ダンプカーやホイールローダーに乗車したりして土木工事の一端に触れていた。