愛媛県宇和島市三間町の若手農家でつくる「ミマメンファーマーズ」の野菜直売所が15日、同市三間町金銅にオープンした。野菜の選別や出荷準備をする作業所も併設しており、メンバーは「農業を子どもたちの希望にする一歩にしたい」と決意を新たにしている。
 ミマメンファーマーズは阿藤亮さん(37)と高山英久さん(40)、安波智延さん(39)、奥山功典さん(35)の4人が2014年7月に結成。大きさや形のそろわない野菜を自分たちの手で売り、まちの活性化にも一役買おうと毎週土曜、市内の中心商店街で産直市を開いている。
 オープンした作業所兼直売所は「Labo」。実験室という意味で、代表の阿藤さんは「次の世代に伝えていける農業の仕組みを研究したい」と話す。空き家を活用しメンバーが手作りで改装、増築した。作業所では袋詰めなどを共同で行うことで効率を上げ、将来的には雇用も見込んでいる。
 直売所は毎週水曜午前9時~午後1時に開店する。問い合わせは阿藤さん=電話090(6280)5318。