JA越智今治(愛媛県今治市)は2016年春、「さいさいきて屋」に続く直売所を市内2カ所に開設する。朝倉地区に金融機関とスーパー、カフェを同一フロアで運営する「彩咲(さいさい)朝倉」、今治新都市に建設中の「イオンモール今治新都市(仮称)」敷地内にレストランや農園を併設した店舗を構え、地域農業活性化に取り組む。
 彩咲朝倉は同JA下朝倉支店(朝倉下)を取り壊し、3月初旬にオープン。鉄骨平屋で床面積768平方メートル。近くにスーパーなどがない買い物弱者の生活支援と地域住民の交流拠点をテーマに、地元産の果物や店舗で調理した総菜、日用雑貨のほか、食堂で自家製麺のうどんを販売。金融部門の営業終了後はカウンターと待合席をカフェコーナーとして使用する。
 イオンモール敷地内店舗(にぎわい広場)は鉄骨2階建てで延べ床面積1578平方メートル。1階では野菜や精肉、スイーツを販売。2階には焼き肉がメーンのレストランと、野菜栽培を見学できる農園、ビアガーデン開催などを想定したテラス席を設ける。