乾燥の季節、火の元注意 松山の高齢者訪問
秋の全国火災予防運動(9~15日)に合わせ、松山市消防局は9日、独居や寝たきりの高齢者家庭への防災訪問を実施、消火器や火災警報器の正しい取り扱い方を指導した。
局によると2014年の市内での火災による死者は8人で、7人が高齢者。高齢者の死傷事故防止が狙いで、20日までに約700人を訪問する。
9日は市東消防署員や女性消防団員、民生委員の計4人が、同署管内の高齢者方を1軒ずつ訪ねた。同市道後緑台の80代の女性方では仏壇のろうそくや線香、電磁誘導加熱(IH)の調理器具や暖房器具の使用状況を聞き取り。住宅用火災警報器の設置の有無も調べ、署員が「これから乾燥して火災が起こりやすくなるので注意してください」と呼び掛けた。