松山市消防局は4日、同市勝岡町の愛媛県消防学校で警防訓練指導会を開き、中央、南消防署の隊員が消火や救出技術のレベルを確認した。
 訓練は、消防隊員の技術向上につなげようと昨年から実施。8隊32人が、2階建て建物の1階で火災が発生し、建物内に逃げ遅れた人がいるとの想定訓練に臨んだ。評価員が資機材の取り扱いや救助の安全性などの観点で評価し、今後の各署での訓練に役立てる。
 火災の一報を受けた隊員が、消防車両で現場に駆けつけ、1階部分へ放水。隊員2人がはしごを使って2階に上がり、要救助者を確認すると、ロープを使って迅速に救出した。建物内部への放水で火災の延焼を防ぐ訓練もあった。