愛媛大・福本さんに栄冠 ピティナ・ピアノ全国大会
国内最大規模のピアノコンクール「ピティナ・ピアノコンペティション」の全国決勝大会がこのほど東京であり、愛媛大医学部1年の福本健さん(20)=東温市横河原=がソロの年齢別最高賞を含む計3部門で入賞した。
福本さんは、プロを目指す目指さないにかかわらず、自由曲で参加できる「グランミューズ部門」の18~22歳ソロの部で1位を獲得。年齢別の連弾中級B、連弾上級の両部では、金銀銅賞に次ぐ「ベスト賞」を受賞した。
今回、ソロの部には189人が参加し、全国決勝の舞台には8人が上がった。勝負どころで福本さんが選んだのは「和の雰囲気があり、激しい中でもきれいなメロディー。インパクトがあって弾いていて楽しい」という平尾貴四男の「ピアノソナタ第3楽章」。曲の素晴らしさを伝えようと、音の響きを意識して演奏したという。
「第1位」をはじめ三つの賞状やトロフィーを手にした福本さん。将来は、医師として働きながらピアノを続ける考えだ。「他のコンクールにも出てみたい。人を感動させられる演奏が目標」と抱負を語った。