南海トラフ巨大地震などを想定し、愛媛県が12月17日に初めて行う防災訓練「シェイクアウトえひめ」について県は19日、参加目標25万人に対し、16日時点で22万3939人から参加登録があったと発表した。
 県防災危機管理課によると、公立小中学校と県立高校は全校が参加予定で小・中学校、高校・大学が全体の7割近くを占め、参加登録者数を押し上げた。
 行政機関は約2万6000人(126団体)で、うち県関係が約1万人。保育所・幼稚園は約2万人(250団体)、医療・福祉関係機関は約9000人(154団体)となっている。
 訓練は自宅や学校、職場で参加。屋内では机の下に潜り、屋外ではブロック塀や電柱から離れて落下物を避け1分間、頭部を守る。
 県は「訓練への理解があり、中間時点では予想より多く登録があった。引き続き、企業や幼稚園を訪問して呼び掛けていく」としている。