7年ぶりアルバム 松山出身・加藤いづみ
愛媛県松山市出身のシンガー・ソングライター加藤いづみが、7年ぶりとなるオリジナルアルバム「MUSIC」をリリースした。「大人のPOPS」をテーマにした11曲を収録。古里でのソロライブに臨んだ加藤は、新作について「ポップスならではのキラキラ感と懐かしいにおいをふんだんに取り入れた」と明かす。
デビュー以来、ともに作品を制作してきたシンガー・ソングライター高橋研がプロデュース。アップテンポの「毎日がEXAMINATION」、アコーディオンとマンドリンの伴奏がキュートな「いつのまにかのうた」、サビが変拍子に聞こえる「ロストチャイルド」など多彩なラインアップ。松山市中心部の商店街を舞台にした「銀天街」は、加藤が作詞作曲を手掛けた。「好きな人と一緒にアーケードを歩いた学生時代に思いをはせ、年を重ねる幸せと寂しさを表現した。
7年前に娘が生まれ、子育てに奮闘する日々。「慌ただしく7年が過ぎたけど、必要な時間だった」と振り返る。来年はデビュー25周年。「(歌は)自分のやるべきことだと思っている。声が出なくなっちゃうまで、きっとこんなふうに歌っているんだろうな」とほほ笑んだ。