国土交通省松山空港事務所と松山西署などの26機関は31日、愛媛県松山市南吉田町の松山空港で不法侵入を想定した訓練を合同で行い、連携などを確認した。
訓練は、凶器を持った男が空港内の制限区域に侵入し、車両を奪って逃走する想定で、各機関から計45人が参加した。警察車両など4台に追跡された車両は、消防車両3台に行く手を阻まれて停車。車を捨て凶器を振り回す犯人を警察官らが刺股などで取り押さえた。
渡辺秀夫空港長は「県警との連携で、侵入させないことが基本だが、実際に発生した場合でもすぐに対応できるようにしたい」と話していた。