愛媛銀行(愛媛県松山市)は16日、創業100周年を迎え、同行本店で記念式典を開いた。行員約220人が1世紀の節目を祝い、次の100年に向け地域発展への貢献を誓った。
 式典では、本田元広頭取が「古里とともに発展してきた。今後も思いやりと助け合いの無尽の精神をつえに、背筋をりんと伸ばし、地域の隅々までくまなく足を運ぶ日々を積み重ねたい」とあいさつ。プロジェクターを用いて同行の歩みを振り返る説明などもあった。
 愛媛銀は1915年9月16日、西条市で発足した東予無尽蓄積がルーツ。43年には県内の無尽会社5社が合併し、愛媛無尽を設立した。51年に愛媛相互銀行に商号を変更、89年に現行名となった。