真ん丸サトイモ出来栄え太鼓判 四国中央で収穫期
秋の味覚・サトイモが中四国最大産地の愛媛県四国中央市で収穫期を迎えた。JAうまは10日、ブランド品種「伊予美人」の出荷を始め、朝から職員らが選果場2カ所で箱詰め作業を行った。同JAはほぼ平年並みの1950トンの出荷を見込み、10月下旬をピークに京阪神や広島県、県内などの市場に送る。
法皇山脈から強風「やまじ風」が吹く同市では、影響を受けにくい地中で育つサトイモ栽培が古くから盛ん。出荷量は県内産の約7割を占める。
今年は春先の降雨の影響で一部の農家で植え付けが遅れたが、その後の生育は順調。豊岡町長田の農業潮見氏雄さん(71)は10日、約7アールの畑で高さ1メートル以上の茎を刈り、くわで株を掘り起こすなど収穫に汗を流した。