減少傾向が続く県内の消防団員確保へ県のキャラバン隊が2日、愛媛県庁を出発した。2016年3月まで地域のイベントや行事に参加し、事業所や学校を訪問。自動体外式除細動器(AED)の説明や消火訓練などを通して活動をPRし団員確保を呼び掛ける。
 県内の消防団員数は04年度に2万1429人だったが、14年度は2万543人と886人減少。背景として少子高齢化に加え、団員のサラリーマン化などが挙げられるという。
 出発式には県消防協会や20市町の消防団長ら約50人が参加。協会の土居敏夫会長は「愛媛の安全・安心確保のため団員の加入促進に向けて頑張る。命を守る地域防災力の充実強化に努めたい」と決意した。