マナーや社会性、銭湯でしっかり 松山で浴育
銭湯で入浴マナーを通し社会性を身に付けて―。愛媛県公衆浴場業生活衛生同業組合は25日、松山市萱町2丁目の青葉湯で小学生を対象に「浴育」を実施した。児童らは「浴場であいさつする」「お湯を汚さないように体を洗ってから湯船に入る」などと学んだ。
県内の銭湯が減少の一途をたどる中、利用促進につなげようと組合が初めて開催。参加した小学生約15人は学んだ通りに体を洗ってから入浴し、大きな浴槽や水風呂を楽しんだ。
「体を洗う。タオルを持って入らない」とおさらいした松山市日浦小4年の吉田陽翔君(9)は「初めての銭湯。温度はちょうどよくて気持ちいい。お風呂の大きさや形もいろいろで楽しかった。また来たい」と笑顔で体験していた。
組合は2015年度、国の補助金を受けて「浴育」に取り組む。