全国10位に上昇 14年県内漁業・養殖業生産量
農林水産省は21日までに、2014年の愛媛県内漁業・養殖業生産量(概数)をまとめた。海面漁業と海面養殖業を合わせた生産量は13万8300トン(前年比3.4%減)で、全国シェアは2.9%。順位は一つ上げて10位だった。養殖主力のマダイは3万5600トン(12.3%増)で25年連続日本一。
海面養殖業の生産量は6万2300トン(5.9%減)で、順位を二つ落として6位だった。マダイはブリ類の価格低迷を受け、生産転換が進んだことなどが増加要因。一方でブリ類は1万8100トン(21.3%減)となり、鹿児島、大分に次いで3位。
真珠は7100キロ(11.3%減)で08年以来となる2位に後退した。1位は長崎県だった。ノリ類は4000トン(38.5%減)。生育が良好だった前年の反動や、海水の栄養塩不足に伴う生育不良が要因とみられる。