東日本大震災の被災者への哀悼と復興への願いを込めた「まつやま万灯会(まんとうえ)」が15日夜、愛媛県松山市堀之内の城山公園であった。市民らが約千個のろうそくに火をともし、被災地の今に思いをはせた。
県内のボランティアでつくる実行委員会が主催し2012年から3月と8月に開催。参加費は宮城県・女川町復興支援センターに寄付している。
15日は午後6時ごろから、集まった市民らがろうそくに次々点火。薄暗くなると、公園に淡いオレンジ色の光が浮かび上がった。松山市出身で神戸市から帰省中の有川里佳さん(46)は「被災地はテレビでしか見たことないが、少しでも早く普通の生活に戻ってほしい」と語った。