愛媛で心和やか 帰省ラッシュピーク
お盆の帰省ラッシュが全国でピークを迎える中、愛媛県内でも12日は鉄道や航空、船の各便で満席が相次ぐなど混雑した。
松山観光港(松山市高浜町5丁目)は呉・広島からのフェリーや高速船で満席が相次ぎ、帰省客らで混み合った。大学院生の孫を迎えた松山市姫原2丁目の山野芳幸さん(85)は「見るたびに心も体も成長している。勉強の成果を聞きたい」と笑顔を見せ、孫の竹内遼平さん(23)は「祖父の家でゆっくりしたい」と再会を喜んでいた。
松山空港では羽田や伊丹発の便が終日、満席やほぼ満席となった。JR予讃線も宇和島・松山-岡山の特急しおかぜの下りの乗車率が90~120%になるなど混雑した。高速道路の渋滞はなかった。交通各社によると、帰省のピークは13日ごろまで続き、Uターンラッシュは15、16日になる見込み。