俳人種田山頭火(1882~1940年)が晩年を過ごした愛媛県松山市御幸1丁目の一草庵で9日、「第5回一草庵夏の子どもまつり」があり、地元の小学生や家族連れらが紙芝居やそうめん流しなどを楽しんだ。
 まつやま子ども週間(今年は3~9日)に合わせ、NPO法人まつやま山頭火倶楽部が主催した。
 紙芝居で「いつも一人で赤とんぼ」など山頭火の句や生涯を学んだ後、炎天下でそうめんやかき氷が振る舞われ、子どもたちは大はしゃぎ。近隣の小学校などから寄せられた俳句の表彰式もあり、選者は「山頭火が作った季語のない自由律俳句もよくできていた」「みんなと違った感覚を大切にして」と講評した。