ペットへの虐待や飼育放棄をなくそうと愛媛県開業獣医師会は2日、松山市花園町の河原医療大学校で公開シンポジウムを開いた。米国で動物愛護問題に取り組んだ獣医師・西山ゆう子さん(54)は講演で社会全体がペットと共存できるよう円熟すべきだと訴えた。
県内外の獣医師や学生、NPO法人などから約200人が参加した。
西山さんは、動物虐待を減らす米ロサンゼルスの例を説明。「12時間以上、食事を与えなければ違法」などと細かく法律で取り締まるほか、警察官や自治体職員らが「アニマルポリス」として市民に法律を周知したと紹介した。