韓国での中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大による利用減少で約1カ月間、運休していたアシアナ航空の松山(愛媛県)―ソウル線が31日、運航を再開した。
 松山―ソウル線は週3回の往復運航。韓国内でのMERS感染者判明後の6月上旬ごろからキャンセルが相次ぎ、4月の搭乗率75.3%、5月の50.9%に対し、6月は29.5%に低迷。7月も予約が入りづらい状況だったことを受け、6月30日から7月28日まで運休を決めた。
 MERSについては、韓国政府が28日、感染の可能性がある隔離対象者が同国内でゼロになったことを挙げ、事実上の終息宣言を出した。
 アシアナ航空松山支店によると、31日時点で8月の予約率は訪日客を中心に約60%で、前年同月比約1.5倍に達しているという。