柔道の世界選手権（８月・アスタナ＝カザフスタン）に出場する女子４８キロ級の浅見八瑠奈（２７）＝コマツ、愛媛県伊予市出身＝が２７日、東京都内で所属会社の壮行会に臨み、「来年のリオデジャネイロ五輪に何が何でも出たい。五輪への思いをこの世界選手権にぶつけたい」と意気込みを語った。
　浅見は２０１０、１１年と世界選手権を２連覇しながらロンドン五輪代表を逃した。壮行会に先立つ会見では、３位に終わった２月のドイツでのグランプリ大会を「対戦相手から必死に戦う気持ちが伝わってきた。自分にはその気持ちが足りないことが分かった」と振り返った。
　同大会を機に、このままでは勝てないと気持ちが切り替わり、五輪への強い思いもあって４月の全日本選抜体重別選手権に勝てたと話した。