日本の名山や森林、海浜などをとらえた愛媛県四国中央市出身の写真家白川義員さん(80)=東京都=の作品展「永遠の日本」が25日、松山市堀之内の県美術館で始まり、白川さんによるアーティストトークなどがあった。
 白川さんは「ここまで荘厳で繊細な日本の美しさがあることをぜひ知ってもらいたい」と語り、作品への思いや撮影の裏話を披露。桜島の噴火を収めた際には、計26日間かけて夜通しの撮影だったことなどを挙げ、「3、4日何も撮れないことも、もう少し角度が違えばと思うこともある。自然相手には簡単に思うようにはいかない」と実感を込めた。
 アーティストトークは26日午前11時、午後2時半からも実施。作品展は9月6日まで開かれる。